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北越雪譜の分析:牧之・京山合作の実態を探って
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北越雪譜の分析:牧之・京山合作の実態を探って

T. Moriyama
書物・出版と社会変容 [[ショモツシュッパントシャカイヘンヨウ]], Vol.29, pp.1-49
2022
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北越雪譜の分析~牧之・京山の合作の実態を探って(『書物・出版と社会変容研究』投稿原稿)本文縦書き688.59 kBDownloadView
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Abstract

book publishing Hokuetsu seppu Suzuki Bokushi (1770-1842) Santo Kyozan (1769-1858) Literature in Japanese

 『北越雪譜』は越後塩沢の鈴木牧之が江戸の山東京山の協力を得て出版した雪国を主題とする随筆として知られる(初編三巻天保八年〈一八三七〉、二編四巻同一三年〈一八四二〉刊)。拙著『雪国を江戸で読む~「北越雪譜」と近世出版文化』(二〇二〇年)は、この本は日本近世が経験した文化の大衆化、中央・地方の交流の発展の結実のひとつであり、具体的には、都鄙合作の商業出版物であることを主張したが、一方で、完成した板本の具体的な文章のレベルまで降りて、牧之と京山の合作の実態を十分に検討するには至らなかった。また、これまでの研究でも『北越雪譜』全編を牧之・京山の協働という視点から網羅的に分析するという取り組みはなされていない。そこで、今回は前著を補完する目的で、『北越雪譜』の各条項について牧之・京山の関与・貢献を考え、どの部分がどう作られたかを推定する作業を試みる。そして、その作業を通して、この都鄙合作出版物の、いわば成分分析を行いたい。

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